柔軟に職種を変えながら途切れなくキャリアを積み、施設長として活躍

子育てと仕事の両立は多くのビジネスパーソンにとって大きな課題です。特に保育業界では、仕事として子どもたちの成長を支える重要な役割を担っていながら、自身のライフステージの変化に合わせた働き方をすることは簡単ではないと思われてきました。

そんななか、2度の産休・育休を経験しながら、柔軟な働き方を実現してきたのが、「はな保育室・にしはる駅前」の石田真有施設長。はな保育のキャリアサポートについて聞きました。

最終更新日:2025.06.06

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プロフィール

石田真有(いしだまゆ)

2017年、はな保育に入社。当初は保育士派遣・人材紹介の営業として勤務。在職中に2度の産休・育休を取得し、事務職から保育士へキャリアチェンジ。現在は小規模保育室「はな保育室・にしはる駅前」の施設長を務める。中学生、小学生、年中の3人の子どもたちを育てながら、はな保育で9年目を迎える。

キャリアを途切れさせない、オーダーメイドの復帰計画

――保育士の資格をもちつつ、はな保育でのキャリアは事務方としてスタートしたとか。

私がはな保育に入社した2017年当時、はな保育は保育事業よりも、保育士の人材紹介や派遣事業をメインに行っており、私はその営業職として入社しました。保育士の資格は持っていたものの、当時すでに長子の子育てが始まっていたことから、シフト勤務は難しかったんです。そんなわけで、土日休みで時間が固定されている事務方を選びました。

――2度の産休・育休を取得しています。会社のサポートはいかがでしたか。

1回目は、第2子が早生まれだったこともあり、その時期ではもちろん保育園には入れず育休明けのタイミングを2ヶ月延長しました。復帰後はしっかり働こうと張り切っていた矢先、復帰直前に妊娠が判明。真っ先に会社のことが頭に浮かび、「どうしよう」と…。ちょうどコロナ禍の真っ最中で、事務方も保育現場も、働く環境が急ピッチで様変わりしている時でした。

2回目の育休復帰時には、コロナ禍の影響もあり、時短復帰の時間帯が1回目の復帰の時とは変わっていたこともあり会社に相談。「保育の現場での復帰もあるよ」と提案頂きました。「時間固定のパート、シフト勤務の場合も園とシフト調整も可能」とのこと。手厚い配慮に後押しされ、「やってみよう」と、思い切って現場に復帰しました。キャリアが途切れないよう、選択肢を示して頂けたことがありがたかったです。

――「人を大切にする」点が、はな保育の働きやすさにつながっていますね。

トップに立つ社長が人を大切にしていると思っていて、入社当初からそれは感じていました。嘘がなく、飾らずありのままで、表現は不器用ですが(笑)本社、保育現場問わず社員みんなが安心して働けているのではないでしょうか。

はな保育ならではのメリハリある仕事環境

――施設長として活躍中ですが、はな保育の保育現場をどう見ていますか。

従来の保育現場といえば、サービス残業や持ち帰りの仕事は当たり前、休憩中にも制作や事務仕事をするなどの慣習が横行していました。私もそれが普通だと思ってやってきた世代です。でも、はな保育は、残業なし、持ち帰り仕事なし。今では珍しくないかもしれませんがそれでもそれをしっかりと実現できていますし、勤怠などもかなり細かく管理されています。

とはいえ、やはり保育現場は大忙しです。子どもとの関わりに上限は作りたくないですし、本社のサポートを受けつつも現場でしかできない事務仕事もあります。保育と運営の両立は今でも簡単ではないですが、だからと言って残業や持ち帰りはダメ。先生達にもしっかりメリハリをつけ、終業後や休日はリフレッシュして、元気に出勤してきてもらえるよう、皆で話し合い気持ち良く働ける環境にしていきたいと思っています。

――保育の文化と時代の変化の中で、子どもたちに変化はあるのでしょうか。

子どもは本当に変わりませんね。いつの時代も、子どもはお散歩や外遊びが好きですし、お腹が空いたり眠い時は泣きますし、みんな先生が大好きです。保育者は、子どもたちの自然な姿を見守っていくのが一番だと思います。

自分に合った形で子育てしながら働けるのがはな保育

――子育てをしながら仕事を続けることに不安を感じている方へのアドバイスをお願いします。

子育ては本当に大仕事。とにかく人を頼っていきましょう。感謝は必要ですが、罪悪感は必要はありません。家族や友達、会社の人、色々な人に、少しずつなら頼ることができるのではないでしょうか。行政のサポートなどの支援制度も、どんどん利用しましょう。

私も3人の子どもを育てる中で、少し体調を崩してしまったことがあります。子どもは親が大好きなので、笑顔を向けてあげるためにも、早めに周囲に頼ること。「このくらいで頼るなんて、まだまだ」なんて思い始めたら、それはもう限界が近いサインなんです。一人で抱え込みすぎず、息抜きも大切にしてほしいです。

―― 最後に、はな保育への入社を検討している方へメッセージをお願いします。

はな保育では、私だけでなく、復帰する方はそれぞれ会社と相談して、自分に合った形で戻っていると思います。世間では「求人に書いてあることと実態と違う」といったトラブルも聞きますが、はな保育では大きく違うことは本当にないと思います。お休みもしっかり取れますし、働き方の提案も柔軟です。保育現場では本当に良い保育士さんがたくさん働いています。

また、はな保育では、子どもの日々の小さな発見や成長に寄り添う保育方針を大切にしています。大きな行事ばかりに注力するのではなく、日常の保育、関わりを大切にし、家庭的で温かな保育を目指しています。そういう環境で、ご自身のライフステージに合わせた働き方を実現したい方は、ぜひご一緒にお仕事したいですね。

まとめ

はな保育では、単に「働きやすさ」を謳うだけでなく、それぞれの事情や希望に合わせて具体的な選択肢を提案し、実現していく柔軟な姿勢があります。石田さんは、ライフステージの変化に合わせてキャリアを積み重ねていった好例。子育てと仕事の両立を目指す方々のモデルのひとつとなりそうです。

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