働きやすさと保育理念の両立が、喜びを胸に長く続けられる秘訣

「ここが合わなければ、もう保育士を辞めよう」――。そんな覚悟を持って、はな保育の門を叩いた笠井美樹さん。複数の園での経験を経た後、はな保育で、子どもたちの「やりたい!」という気持ちにとことん寄り添える、理想の保育環境に出会えたと言います。「毎日が本当に楽しい」と語る笠井さんのお話からは、保育士という仕事の本当の魅力と、それを支える働きやすさの重要性が見えてきました。

最終更新日:2025.11.06

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プロフィール

笠井美樹(かさいみき)

3年ほど他施設で勤務した後、2021年4月にはな保育に入社。現在は「はな保育園ほりた通」にて、4・5歳児の加配支援と幼児クラスのリーダーを兼任。「子ども主体の保育」と「働きやすい環境」の中で、自身の理想とする保育を実践している。

「子ども主体」の保育がしたい。転職で探した揺るがない軸

――はな保育に勤める前、2つの園を経験しています。その中で「こんな保育をしたい」と思い描いた理想像はありましたか?

学生の頃からずっと、「子ども主体の保育」がしたいという想いが強くありました。私が保育士になった頃は、まだクラス全体で同じ活動をする「一斉保育」が主流の時代。もちろんその良さもありますが、日々の保育の中で「今、この子が夢中になっていることを、大人の都合で止めてまでしなければならないことって何だろう?」という疑問も常に抱いていました。

大人が考えつかないような子どもの自由な発想や、遊びがどんどん広がっていく瞬間を、何よりも大切にしたい。その「芽」を摘み取らない保育ができる場所を、転職を通して探し続けていました。

――様々な園がある中で、はな保育への転職を決めた理由は何だったのでしょうか?

実は、今回の転職の際、「もし、今回も自分に合う園に出合えなかったら、保育士を辞めよう」と、覚悟を決めていたんです。それくらい本気で、真剣に探していました。そんな中、はな保育の「自分らしく生きる」という理念と、それを具体化した「10のこだわり」を見て、強く惹かれたんです。

例えば、「お片付けしなさい」ではなく「おもちゃを元の場所に戻そうね」という言葉を使うこと。それは、子どもが理解しやすい言葉で、行動の意味を丁寧に伝えるという姿勢の表れです。そういった一つひとつのこだわりが、私の理想とする「子どもへの丁寧な関わり」と深く共鳴し、「ここなら、私がやりたい保育が本当にできるかもしれない」と強く感じました。

実際に園を見学した時の、アットホームな雰囲気も大きな決め手でしたね。先生方が本当に楽しそうで、若手もベテランも、年齢差を感じさせないくらいフラットに、和やかに話しているんです。後から知ったのですが、はな保育は休憩中だけでなく、プライベートでも食事に行くほど仲が良く、異動しても前の園の先生たちと交流が続くような温かい人間関係がある。この「人の良さ」が、園全体の空気を作っているんだと、一瞬で分かりました。

「宇宙服を作ろう!」子どもの一言から無限に広がる探求心!

――はな保育で「思い描いていた保育が実現できている」ことを強く実感したエピソードがあれば教えてください。

たくさんありますが、最近特に印象的だったのは、5歳児クラスの「ロケット」です。子どもたちがペットボトルでロケットを作っていて、園庭に出る時に「今から宇宙に行ってきます!」と元気よく報告してくれたんです。私が「いってらっしゃい!でも、宇宙には空気がないけど大丈夫?」と尋ねると、子どもたちの目がキラッと輝いて。「宇宙服を作ればよかった!」「僕は息を止めるから大丈夫!」「ペットボトルの中の空気を吸うよ」と、次々にユニークな解決策が出てきたんです。
その発想が面白くて、「じゃあ、明日はみんなで宇宙服を作ってみようか!」と、翌日の活動に繋がり、遊びがどんどん進化していきました。子どもの一言から生まれる探究心に、時間や心の余裕を持ってとことん付き合える。これこそが、私がやりたかった保育だと嬉しかったですね。

――子どもたちの発想から、夏ならではのダイナミックな活動も生まれたとか。

今年は猛暑で「熱中症アラート」の発令が多く、プールに入れない日が続いたので、「夏らしい遊びを何かできないか」と園長に相談し、絵の具遊びを企画しました。ただ紙に描くのではなく、園庭に大きな布を広げ、汚れてもいい服に着替えて、全身で絵の具に触れるダイナミックな活動です。
最初は少し戸惑っていた子も、私や他の先生が夢中で手形をつけたり、絵の具まみれになったりしているのを見て、だんだん大胆になっていきました。緩衝材をスタンプにしたり、指先で絵の具を弾いて星空を表現したり…。クラスごとに全く違う、素晴らしいアート作品が生まれました。この作品は、運動会で横断幕として飾る予定です。お家ではなかなかできない体験を、園だからこそ実現できるのは大きな魅力ですね。

保育士としての新境地。理想と働きやすさの両立

――理想の保育を実現できる背景には、「働きやすさ」も大きく関わっているのでしょうか?

間違いなくあると思います。はな保育は、国が定める基準より多く保育士を配置しているので、勤務時間内に書類仕事を終えるための「事務時間」がしっかり確保できます。持ち帰り仕事は一切ありませんし、年間休日は120日以上。プライベートが充実しているからこそ、仕事へのモチベーションも高く保てます。私自身、ライブに行ったり、旅行をしたり、プライベートを思いっきり楽しむことが、仕事の活力になっています。

今いる環境で「自分のやりたい保育ができていない」と感じている方がいたら、ぜひ一度はな保育を見に来てほしいと思います。ここは、子どもたちの可能性を信じ、先生自身の「やってみたい」も応援してくれる場所。私も「保育士を辞めようか」とまで悩みましたが、はな保育と出会ったことで、心から楽しいと想える毎日を過ごし、もう5年目を迎えています。

まとめ

背水の陣で臨んだ転職活動で、笠井さんが見つけたのは、自身の理想を叶えられる場所でした。「子ども主体」という理念への深い共感、そして年齢や役職を超えて交流する職員たちの温かい人間関係。理想と働きやすさの両立こそが、はな保育の大きな魅力と言えるでしょう。

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