異業種経験で得た「対応力」を活かし、主体性を尊重する「温かい保育」の場へ復帰

高校生の頃から保育の道を志し、5年間保育士としてキャリアを積んだ三谷加奈さん。約2年間の異業種での経験を経て、再び保育士として働くことを決意します。復帰の場に、なぜ「はな保育」を選んだのでしょうか。その理由は、子ども一人ひとりと保育者自身の「やってみたい」という気持ちを大切にしてくれる、温かい環境。気持ちも新たに子どもたちと向き合う三谷さんの思いを聞きます。

最終更新日:2025.10.16

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プロフィール

三谷加奈(みたにかな)

短大の保育学科を卒業後、私立の子ども園で5年間勤務。その後、社会経験を積むために一度保育の現場を離れ、約2年間、派遣社員として自動車ディーラーの受付や医療事務などの異業種で働く。再び保育の道に戻ることを決意し、はな保育へ。現在は2歳児クラスの担任として活躍中。

再び、子どもたちと。復帰先に「はな保育」を選んだ理由

――一度、保育の現場を離れたと聞いています。どのような思いからでしょうか。

高校から保育の学科で学び、短大を経て保育士になるという夢を叶えたのですが、一方で「他の仕事ってどんな感じなんだろう?」という純粋な興味もありました。保育の仕事は大好きでしたが、一度他の領域で社会人経験を積むことで、人としてもっと成長したいと思ったんです。保育士は資格職なので、「戻りたいタイミングでまた戻れる」という安心感があったことも、新たな挑戦への後押しになりました。

現場を離れていた2年間は、高級車を扱うディーラーの受付事務や医療事務など、これまでとは全く違う仕事に挑戦しました。多様な年代や立場の方々と接する中で、お客様対応や電話対応、PCスキルなど、社会人としての実践的なスキルを学ぶことができました。特に、幅広い年代の方と適切なコミュニケーションをとる「対応力」は、この時の経験でかなり身についたと感じています。

――約2年間の異業種での経験は、現在の保育士の仕事にどう活きていますか。

特に、保護者の方とのコミュニケーションに活かされていると感じます。以前は、保護者の方から子育てや家庭のことなどの相談を受けても、自身の経験の浅さから、本に書いてあるような一般的なことしかお答えできず、もどかしさを感じることがありました。

しかし、異業種で親御さん世代や祖父母世代のお客様と多く関わったことで、コミュニケーション全般に自信がつきました。幅広い層の方々と、深く浅く様々に接した経験が、保護者の方一人ひとりの状況や思いを汲み取り、寄り添う力になったのではないかと感じています。

――復帰の理由と、復帰先に「はな保育」を選んだ決め手を教えてください。

保育士とは違う職種も刺激的で、毎日楽しかったのですが、働くうちに「やっぱり子どもたちに会いたい」という気持ちが日に日に強くなり、2年で復帰を決めました。

新たに仕事をする園を探すにあたって大切にしていた軸は、「子どもの主体性」と「温かい保育」です。以前勤めていた園も素敵なところでしたが、より家庭的な、柔らかい雰囲気の園でも働いてみたいと思っていました。

転職サイトも利用しつつ、自分でも積極的に、色々な園のホームページやブログ、SNSを調べました。その中で、はな保育の「温かい保育」という言葉に惹かれたんです。実際に見学に行ってみると、先生方が子どもたちにかける言葉が本当に優しくて。さらに、子どもたちの興味関心を、うまく活動に発展させているという保育現場のエピソードを聞き、「ここなら保育者も自由に発想を活かして、のびのびと保育ができそう」と確信、入社を決めました。

絵本の世界が現実に!「やってみたい」が尊重される環境

――はな保育は「子どもの主体性を大切にする保育」を掲げています。具体的なエピソードを教えてください。

まさに入社前に聞いた通りの環境で、子どもたちの「好き」や「やってみたい」を起点に、保育を組み立てています。

例えば、今担任している2歳児クラスでは、絵本『グリーンマントのピーマンマン』が空前の大人気になったんです。そこで、「じゃあ、みんなでピーマンを育ててみよう!」と提案し、プランターで栽培を始めました。子どもたちは「ピーちゃん」と名前をつけて、水やりなど毎日お世話をしてくれました。収穫したピーマンを給食で食べたり、スライスしたピーマンの形でスタンプ遊びをしたりと、一つの絵本からたくさんの活動が生まれました。この取り組みのおかげで、ピーマンが苦手だった子も「ピーちゃん、おいしい!」と食べてくれるようになったんですよ。

また、おままごと遊びが発展して「お医者さんごっこ」が始まった時には、子どもたちの「お薬どうぞ」というやり取りを見て、フェルトでお薬のおもちゃを作ってそっと置いてみたんです。すると、「わー!先生が作ってくれたの?」と大喜びで、遊びがさらに盛り上がりました。子どもたちの世界をすぐ隣で感じ、サポートできるのは、はな保育ならではの魅力だと思います。

「好き」を仕事に自分らしく働ける環境にやりがいを実感

――保育士の働く環境について、はな保育の魅力をどう感じていますか。

保育者が「こんなことをやってみたい」と自由に発言でき、マネジメント側もそれを受け入れてくれる懐の深さを感じます。保育者の主体性を大切にしてくれるので、やりがいはとても大きいですね。

また、働きやすさの面では、「ノンコンタクトタイム」という事務作業に集中できる時間が保育時間内に確保されていることに驚きました。子どもたちのお昼寝の時間に急いでお帳面を書かなくてもいいので、寝付けない子にもじっくり寄り添ってあげられます。心に余裕が生まれたことで、子どもたちへの言葉かけも、より優しくなったように感じています。

――今後の目標と、転職を考えている方へのメッセージをお願いします。

職位を上げたいといった目標より、日々の保育の質をもっと高めて、子どもたちと一緒に成長していきたい、という気持ちが強いです。これからも、子どもたちにとって安心できる、優しくて面白い保育者でありたいですね。

これから転職や復職を考えている方には、「自分がどんな保育をしたいか」という軸を持つこと、そして「実際に見学に行くこと」をおすすめします。スマホで見ているだけでは分からない、園の空気感や先生たちの表情を肌で感じて、「ここで働く自分がイメージできるか」を確かめることが、とても大切だと思います。

はな保育は、穏やかで笑顔の多い、温かい雰囲気の職場です。少しでも興味を持ってくださったなら、ぜひ一度、見学に来てみてください。

まとめ

三谷さんの異業種経験で培われた広い視野と対応力は、はな保育の「子どもと保育士、両方の主体性を尊重する」という理念と合わさることで、より豊かな保育実践につながっているようです。一度現場を離れた方でも、その経験を強みとして温かく迎え入れ、挑戦を後押ししてくれる環境は、はな保育の大きな魅力です。

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